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世を忍ぶ仮の詩

天気のいい日

すでにしだれ桜が咲きかけている

さすが三月らしい

ほんのり暖かく緩やかな風

何も解決しない状況をかかえていても

むしろ何もないんじゃないかって

それも心地よい

心地よい

頭の中からあるひとつの考え事が消えているのは心地よい

ひとつばかりか

すべて消えてしまったかもしれない

それも良いことかもしれない。