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世を忍ぶ仮の詩

消えたモノと新たなスタート

そんな麗らかな陽気の中で

空を見上げてその先の風景に見入っていた

一瞬の衝撃が走る

左足が痛い

少しの段差を踏み外した

消えた何かと引き換えにやって来たのは

その痛みだった。

夜むしろ痛みは増す

忘れないで

ほら私はいるよ

痛みが存在を主張している

忘れないように闇に葬られないように

痛みは増す。