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AppleのMacBookのCM画像(2018)

Holiday — Share Your Gifts — Apple

このムービー、日本のアップルでは公開されていないのかな?

何気に見ていて、ああ、CGだね。

すごいね。映画だね。

と、

おや?メイキングもある。

なんと、全部CGではなく背景の風景、小道具など手作業で作っている!なんだか徹夜してるかどうは不明だがそんな雰囲気で大掛かりな背景を作っている、大きなスタジオでみんなが集まって作っている。

手作業の尋常ならざるクオリティ

そこ、動画に写っているの?という場所まで一瞬だけ映るところなども、手抜きなし!マンションの玄関の飾りタイルを一枚一枚手作業で貼っている。大団円の公園に運び込まれる観覧車、その後ろに見える雪が積もった小山。

そして、まあ、その内容がなかなか興味深い。
クリエイティブな作品を作りながらも封印してしまっているパン屋さんに勤めている若い女の子。

MacBookで作って、なにやら作ってプリンタでプリントアウトしたA4くらいの用紙を自分が勤めているパン屋さんの可愛いカラーの大きな箱に溜めまくっている。

今なら、と言っても、今の話だろうけど、インスタやツイッターでデジタルで公開していけばいいんだろうけど、溜め込む。溜め込む。溜め込む紙を溜め込む。
箱はパンパンになってしまう。

そして、悩む。

悩む。

ある日、飼い犬が、モコモコの飼い犬が箱が置いてある窓辺のテーブルに近づき、窓を開け放してしまう。

すると、風が部屋の中に入り、箱の中の紙が舞い散ってしまう。それは窓から飛び出して街の中に散らばってしまう。

追いかけるワンコと女の子。

粉雪が舞う街では突然舞い降りた紙をみんなが拾って見て微笑んでいる。

メイキングを見ているとこのホンの短い作品にいかに大勢のクリエイターが各分野から参加していることがわかる。

アップルの資本力があるからできることなのか?!パン屋のセットのすごいこと!エンディングの公園のすごいこと!何より手作業のすごいこと。

創作活動が持続できる世界

私は思うのだけど、この子の作品がなにかでパッと売れてこの子が脚光を浴びてスターになっていくより、例えばイラストの場合、それこそAdobeストックみたいなのに、寄稿して少しでも売れていってほしい。音楽でも詩でも写真でもいいんだけど。

パン屋さんとクリエイターが両立する世界。

ダブルワークというが、本業と創作活動のようなワーク。子育ての女性と創作活動でもいいし、一見地味と思われるような職業についている人と創作活動。サラリーマンとストックフォトとか?もちろんありでしょう。

実は売れるイラストの報酬金額はパン一個の値段くらいで、パンのように何個も何個も毎日毎日売らないと、売れないとそれだけでは生活はできない。

創作物が1点、1万円〜10万円で売れたら、1ヶ月に20点から30点売れれば最低限の生活はできるかもしれないが、そんな人はほんの一部、そういう人はもはやそれが本業だろう。名刺にフォトグラファーやイラストレーターとか書けちゃうだろう。

この子一人だけが成功する世界よりも、誰でも何かしらの才能を少しづづ開花させて、報酬を得られる世界があればいいなと思う。

フォトコンテストでも、賞金100万円がたった一人に授けられるのもいいが、一枚一枚、良き作品にはそれを必要な人がそのクリエイターに報酬を支払い、クリエイターが報酬を支払われて創作活動が持続できる世界があるんだと思う。

最近、ストックフォト、ストックイラストをやってみての感想。ちょっとこの作品と感覚がリンクしたのが嬉しいい。

そのメイキングが終わった後に出てくるMacBook Proを使用している女の子のムービーがある。Photoshop CCでイラストを描いている。すごい!フォトショでイラストを描ける人尊敬!
もしかしたら、この子がモデルなのでは?