宇宙とかNASAとか好きだが、はやぶさのことは知らなかった。知ったのははやぶさ2の記者会見を見たことで印象に残りだんだんと興味が深まった。
その記者会見でとても丁寧にある記者の質問に答えていた。すごいなと聞いていたが記者がなんだか納得しないで食い付いていてしつこいなと言う印象を受けた。
そうこうしているうちに、はやぶさ2の運用が忙しくなる前に星空公団と言うとこが各エンジニアやマネジャーとか開発責任者とか各地で開催された講演や地元の科学館で開催した子供や一般人むけの講演会のYouTubeを見たらあの食い付いていた記者の疑問が解けそうな開発者の発表を見た。
あの記者はなぜはやぶさ2の記者会見に参加するにあたってこの講演を見なかったんだろうか?公開されているものを全部見たらもっとスマートな質問が生まれそうだ。
そんな感想を抱いてしまった。
それで多分この講演を見て勉強しているフリーランスの記者やライターはより深い質問しているのだろう。と感心しているうちにすっかりこのプロジェクトにハマってしまった。
はやぶさの初号機は映画になったらしいが、映画はいらない!全てにおいて成功してほしいと知らぬままに応援していた。
とにかくその専門家たちの話が面白い。
でも不思議もう何年も前にそれらは組み立てられ手の届かないところへ行っている。その時のやれる範囲の最高の技術でだ。
どうやらお金がないらしい。
NASAのお金のありようがすごい。
じゃどうする?人間の知恵だ。人海戦術だ。
え!!!!コンピュータじゃなく人間が計算してるの!?
それから、わたしが一番驚いたのは神様が思いつき限りのトラブルをスタッフがすべて潰していくと言うヤツ。もう!神さまだって人間だもん。これは子供向けの講演だったかな?そして子供の質問にちゃんと話を膨らませて答えるJAXAスタッフたちが素晴らしいし、質問ができる子供たちも素晴らしい。
あのしつこい素人質問していた記者のイライラのお陰でわたしはある程度はやぶさ2の話についていける知識がついた。
好きな物理学を深めることもできたし、もっとしりたいことの増えた。まだよくわからないこともあるし、この先理解出来るようになるのかわからないが、楽しそうなところが良い。
宇宙がすごく好きだった頃は宇宙に飛び出せない自分にガッカリしたし、宇宙空間を漂うイメージ訓練をしてみて宇宙空間を自分の内に取り込もうとした。あまりに壮大過ぎてそのままその想いは消滅してしまった。
宇宙モノの映画で一番好きなのはアポロ13なので、はやぶさ初号機の映画は多分これからも見ないと思う。はやぶさ2は映画以上のナニカを届けてくれたので私も次の惑星へ向かいたいと思います。少ない燃料でスイングバイあるいはフライバイ。