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音楽のSF

人生においてしばらく音楽を楽しめなくなっていた

いや、まだそれのけいぞくちゅう

昔のように

いわゆる魂が震えるような感覚はない

もう多分2度とそう言う季節は訪れない

でも

たまに昔聞いていた音楽を検索して聞いてみる

歌詞が良いとか売れたとかカッコいいとか

そう言う感覚より

音楽の深淵にひとり佇んで

見えない暗闇と輝かない光を

待っている

そんな音楽が好きなんだなと今も思う

もう少し一般的な表現があるんだろうと思うが

メロディであり和音でありコード進行、ハーモニー

シンフォニー

それがたまた誰かのヒット曲だったりして

全然赤の他人の自分の耳に届き脳内に響く

歌詞でも無くメロディでも無く上から降ってくる微粒子

音がいいとかライブの再現性が聴けるとかオーディオの問題でも無く

混ざった色彩が漆黒の中にあり自分だけがその波長を分析できる装置を持っていて、

スイッチを入れるとそれが現れる

昔そのごく一部の微粒子を解析してしまった昔のようなセンサーはほこりがつき鈍い波長を分析している

星や月や惑星や太陽や星雲のSFでは無く

音楽SFって感じか

あまりに個人的な装置で壊れた部品も代替なく捨てきれずに使っている分析装置

まったく一般大衆には馴染みがない

SFの話